› 自然の恵み › 平和

2007年11月08日

平和

今日は 話題を変えます。
政局は 給油問題、党首会談、辞任問題などに費やしておりますが 
皆さん戦争をどう考えるのでしょうか。
日本人の 戦争経験者は 少なくなっております。

こんな歌がありました。
涙もろくなったのでしょうか 繰り返し読んでは 目頭を熱くしております。

  戦友   真下飛泉・作詞  三善和気・作曲       

1)ここは お国を何百里 離れて遠き満州の
  赤い夕陽に照らされて 友は野末の石の下

2)思えば悲し昨日まで 真っ先駆けて突進し
  敵をさんざん懲らしたる 勇士はここに眠れるか

3)ああ戦いの最中に 隣に居りしこの友の
  にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて

4)軍律厳しき中なれど これが見捨てておかりょうか
  しっかりせよと抱き起こし 仮包帯も弾の中

5)おりから起こる吶喊に 友はようよう顔上げて
  お国の為だ かまわずに 遅れてくれなと目に涙

6)あとに心は残れども 残しちゃならぬこの体
  それじゃ行くよと別れたが 永の別れとなったのか

7)戦い済んで日が暮れて 探しに戻る心では
  どうか生きていてくれと 物なと言えと願うたに

8)虚しく冷えて魂は 国へ帰ったポケットに
  時計ばかりがコチコチと 動いているのも情けなや

9)思えば去年船出して お国が見えなくなった時
  玄界灘で手を握り 名を名乗ったが始めにて

10)それより後は一本の 煙草も二人で分けてのみ
  着いた手紙も見せ合うて 身の上話繰り返し

11)肩を抱いては口癖に どうせ命はないものよ
  死んだら骨を頼むぞと 言い交わしたる二人仲

12)思いもよらず我一人 不思議に命永らえて
  赤い夕陽の満州に 友の塚穴掘ろうとは

13)隈なく晴れた月今宵 心しみじみ筆とって
  友の最期をこまごまと 親御へ送るこの手紙

14)筆の運びは拙いが 行燈の陰で親たちの
  読まるる心思いやり 思わず落とすひとしずく

最後まで読んでいただき有難うございました。

これも 軍歌だったんですね。
思わず落とすひとしずく・・・。

貴方は聞いたことありましたか。




Posted by 木タロウ at 18:20│Comments(4)
この記事へのコメント
私たちは、戦争を知らない子どもたちです。
人が人の命を勝手にどうこうできるなんて
許せないです。
でも、何もできないのが現実です・・・・
とにかく、とりあえず現実の今日・明日・あさって・・・くらいしかみえません・・・
環境問題も深刻だけど、生活の中で少ししか改善するように実行してないし・・
政治も少ししかニュースは聞かないし・・・
でも、世の中の未来が確実に暗くなってる
気がします。
Posted by ばんびばんび at 2007年11月08日 22:27
ばんび さん
テレビでも ボクシングがどうとか言うことは細かく放送するけれど、過去の戦争のこととか 今戦争をしている国の人のこととかはあまり放送されていないのではないかと思います。
Posted by 木タロウ木タロウ at 2007年11月09日 00:14
亡くなった父は戦地には行きませんでしたが
軍隊の経験はありました。この歌よく聞きました。でも14番まであるのは知りませんでした。いまだに、短歌の投稿などを見ていると戦友のこと、生き残った命のことなど、歌った短歌をよく見ます。戦争の傷跡は声高に語らなくても、体験者の書いたものの中から、私達は読み取っていかなくてはと思います。
Posted by けいこさん at 2007年11月09日 16:15
けいこさん
その通りだと思います。
Posted by 木タロウ at 2007年11月09日 22:19
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    コメント(4)