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2007年10月26日

国有林見学会

天竜森林管理署の「国有林現地見学会」に参加しました。
あいにく 時折小雨が降る天気でウォーキングが省略されたりしましたが 計画日程は過去記事の通りです。

国有林見学会
南からの方は3台のバスに分乗、山の神、社付近で下車。合流。
署長の挨拶がありました。
「前に見た演劇で 神様が人間に 山と 川と 海を与えられた しばらくしてそろそろ 1つだけ返して欲しいといわれたが どれ一つ 返していいものは無かった」 という話を引用して 山の大切さを説明された。

国有林見学会

国有林見学会

国有林見学会
そこから 10分ほどウォーキング 金原明善が植林した面影が残る展示林の見学です。
胸の高さでの直径が88cm 樹齢約120年の大きな杉の木(明治21年植林)。


国有林見学会
複層林といって所どころ 切らずに残しておいて その間に植林していく方法の説明を聞く。


国有林見学会
木の足元に 草が生い茂っている 良い山の様子です。
他所の山では草が生えずに 地面が現れて土が流れ出す荒廃した山が多くなっています。


国有林見学会
お昼は ペンション龍山ふるさと村で むかご(山芋の実)のおにぎりと 熊汁。

金原明善は

金原明善は 今の浜松市安間町の大豪農の家に生まれました。
子供の頃から暴れ天竜といわれた天竜川の洪水に何度も遭遇
天竜川の治水に尽力 自己の財産を投げ打って 堤防建設を行いました。

川を治めるには 山に木を植えなければと 自己財産を投入 龍山町瀬尻に苗畑を作り 自らも山小屋に泊まり 植林を総轄しました。

金原明善は 龍山町と佐久間町に約700万本の植林を行いました。このうち龍山町の植林地が国有林となっています。
最初に植林した佐久間町の森には 明善神社が建っています。

金原明善は 治山 治水 利水 そして儲かる林業を推し進めました。
金原明善の頃は CO2削減というテーマは 言葉として出てきませんでしたが・・・☆!?。



Posted by 木タロウ at 23:14│Comments(2)
この記事へのコメント
以前、伊勢神宮の所有の山で植林の方法を
テレビで放送してました。
農業も林業も大変な時代ですが、少しづつでもいい方向にむかっていってほしいですね。
勉強会も有意義だったことと思います。
こうしてブログで皆さんに知ってもらえて、
関心をもってくれるといいですね。
Posted by けいこさん at 2007年10月27日 12:08
けいこさん
まだまだ 言葉足らずですが 少しでも伝われば うれしいです。
Posted by 木タロウ at 2007年10月27日 17:30
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    コメント(2)