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2019年08月26日
浦川歌舞伎
知らざあ、言って聞かせやしょう。浦川小学校児童。
江戸歌舞伎役者の名門 音羽屋 4世尾上菊五郎の養子 尾上栄三郎は座頭となって地方巡業の途中 飯田で発病。
浦川に名医ありのうわさを聞き 蘭学の見龍先生の診察を受けたが 手遅れであった。
覚悟を決めた栄三郎は 舞台の上で死ねたら本望と この浦川で忠臣蔵五段目 早野勘平の役をこなし この世を去った。
後に この尾上栄三郎をしのんで 地元の人が地歌舞伎を上演するようになったのが 浦川歌舞伎である。
その亡骸は、「私が死んだら小高い丘に江戸の方角に向けて埋めて下さい」の言葉通り、浦川尾平峠に永眠する。
尾上栄三郎のお墓から浦川の町を見る。
大勢の役者を輩出しておりますが将来戻ってくる子供がいるでしょうか
9月28日最終公演が行われる(来年以降休止される予定)
三遠南信地方には地域に根付いている5つの地歌舞伎があった。
過去には この5つの歌舞伎保存会が一堂に会し交流公演を行っている。
○ 豊橋素人歌舞伎保存会=愛知県豊橋市
○ 大鹿歌舞伎保存会=長野県下伊那郡大鹿村
○ 雄踏歌舞伎保存会「万人講」=浜松市西区雄踏町
○ 湖西歌舞伎保存会=静岡市湖西市
○ 浦川歌舞伎保存会=浜松市佐久間町
Posted by 木タロウ at 23:55│Comments(0)