自然の恵み

冒険家成瀬陽一氏の「沢登り」講演会が水窪文化会館で行われた。
成瀬氏は　水窪へ電車で登山に来て有本付近を歩いているとき
登校拒否などの生徒の居るフリースクール「ジャガイモ天国」の校長の車に拾われ「じゃが天」を見学したのがきっかけで後に塾長までして水窪に１６年間滞在した方で　
勤務の傍ら水窪や周辺のほとんどの沢の探査を行った。

そして、北海道など日本中のみならず南米、オーストラリア、インド洋その他世界各国の沢のぼりを経験して記録を残している。

両岸が１００メートル以上も切り立った　廊下と呼ばれる沢の踏破や探査にも挑戦している。
ロッククライミングのように　切り立った岩壁を伝ってさかのぼっていくのは命がけだ。
登山のように人に出会うこともない、道もない。誰も知らないものが見てみたかった。自分で一歩一歩登って廊下を曲がったり、滝の上に出た時などの新しい景色がたまらない。
九死に一生を得たような危ない目にあったことも何度かあるという。

ビデオや写真を使って詳しく講演されました。
遠方からも多くの来場者があり最後の質疑応答では熱心な質問に丁寧に答えられていた。

水窪には素晴らしい滝がたくさんあることも教えられました。