桑の葉

木タロウ

2010年05月07日 12:10



桑の木が生えた。
どこからか 種が舞ってきたのだろうか?

水窪でも 昔は 養蚕の為 桑の木を栽培していた。
生糸を取るためである。
民家の二階は養蚕の部屋であった。
蚕の食欲は 旺盛で たくさんの桑の葉が必要である。
蚕が桑を食べるときは すごく大きな音がする。

桑の木には桑の実がなる。子供たちは競って食べ、口を染めていた。
童謡「赤とんぼ」に歌われている 桑の実である。
桑の実は ポリフェノールなどが含まれていて 長寿効果があるという?

生糸はナイロンが出回る前は 非常に尊重されていた。
綿布団には 補強用に真綿が使われていた。真綿は 蚕の繭を煮て広げたものだ。

栽培の桑ではなく 山に自生している山桑は 銘木最高級木材として尊重された。
工芸品や 囲炉裏の炉ぶちなどにも使用されました。
もし、あなたの家の古い放置された桑畑に 太く成長した 年代物の桑の木があれば「お宝」かもしれません。